JR九州が長崎市の浦上駅前に建設したマンションと商業施設の一体化ビルで、1階に入った薬局が他のテナントに先駆け18日、プレオープンしました。

JR浦上駅直結の地上12階建て賃貸マンション。今月3日に竣工しました。その1、2階には「どこよりも身近で便利」という意味を込めた商業施設「IESHITA(イエシタ)」が開業します。

テナントの1つであるヤクシン薬局には、長崎県内で初めて九州でも2台目となるAIを搭載した調剤ロボットが導入されています。

ヤクシンPG薬局運営本部 植村創副次長:
「受付で受け取った処方箋の情報を事務員が入力します。入力された情報が直ちにこちらに飛びます」

調剤ロボットは、入力されたデータに従って薬を薬剤師の元まで届けるほか、在庫管理などもAIが担います。これまで時間がかかっていた業務の省力化に繋がり、患者に向き合う時間が増えるといいます。

ヤクシンPG薬局運営本部 植村創副次長:
「機械化することでより人間的な薬局になっていくのではないか。これからは新しい機材などを導入して、より地域に根ざした薬局になりたいと思っています」

「IESHITA(イエシタ)」には形成外科と耳鼻咽喉科、皮膚科のクリニックが来月1日に開院、9月にはファミリーレストラン「ガスト」がオープンする予定です。