石破総理「世間の皆様方と遠くなってしまっていると反省」

自らも若い頃に受け取ったことがあるとも答弁。こうした文化は永田町に根付いたものなのでしょうか?

自民党の中堅議員は…

自民党 井出庸生 衆院議員(14日)
「議員の先輩に食事をご馳走になったり、そのお返しをしたりということはある。そういうものとは今回は少し違うのかなと思った」

ただ「政治とカネ」をめぐる議論の最中で発覚した事態に、夏に改選を迎える身内の議員からも…

自民党 山下 参院議員
「国民の感覚と 総理になってズレてしまってた。そういう思いはあるか」

石破総理
「世間の皆様方と遠くなってしまっていると反省をすごく持っている。(感覚を)失っているということを深く反省をする」

また「カネの出所」についての指摘も…

立憲民主党 森本参院議員
「ポケットマネーで、ポーンと150万とは にわかにちょっと信じがたい中で、官房機密費を使ってないのか」

石破総理
「私費で行っております。議員を40年近くやっていると、それなりに自由に使えるお金というものがある。それは官房機密費とかではなくて、長いこと少しずつ積み重ねているものもある。亡くなった親の遺産というのでしょうか、そういうものもある」

官房長官の判断のもとで支出される官房機密費は使っていないと説明しました。

専門家は石破総理の行為が政治資金規正法に抵触する恐れがあると指摘した上で見解を述べました。

政治資金に詳しい 日本大学 岩井奉信 名誉教授
「10万円の商品券は社会通念上、手土産としてはあまりにも多い。これがそのまま、ままかり通ることになると政治献金を『手土産』という名目であれば収支報告書を出さなくていいことになる。政治資金制度の根幹を揺るがしかねない問題になる」

一方、商品券を受け取った議員は…

自民党 若山慎司 衆院議員
「お気持ちだけということでお返しを申し上げた」

自民党 大空幸星 衆院議員
「政治改革を進めている最中であり、個人的な感覚とは違いましたので、返納した次第です(大空こうき公式 LINEより)」

相次いで返却したことを明らかにしています。