おととし5月、鶴岡市の山形自動車道のトンネル内で乗用車2台が正面衝突し、3人が死亡、2人が大けがをした事故で、山形地検鶴岡支部は乗用車を運転していた仙台市に住む30代の会社員の男性を過失運転致死傷の罪で在宅起訴しました。

過失運転致死傷の罪で在宅起訴されたのは、仙台市の会社員の男性(30代)です。

起訴状などによりますと、男性はおととし5月、鶴岡市の山形自動車道・田麦俣トンネルで乗用車を運転中、前方や左右をよく見ず対向車線にはみ出し、乗用車に正面衝突しました。

この事故で、対向車に乗っていた当時73歳の女性と、男性の車に乗っていた当時1歳の息子と24歳の妻の3人を死亡させたほか、対向車を運転していた男性に大けがを負わせたとされています。

検察は、捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていません。

これまでの警察の調べによりますと、男性は宮城県に住む親族に車を借り、観光で庄内地方に向かう途中だったということです。