豊かなふるさとの川を作ろうと、山形県鶴岡市ではサケの稚魚が放流されました。

子どもたちが川に流しているのはサケの稚魚です。

鶴岡市は赤川流域のサケを増やそうと、地元の住民や県が協力し、稚魚の放流と調査を行っています。

水無川での放流は2021年から行われていて今回で4回目です。

「わぁ!ちっちゃあ!めちゃちっちゃい」

市職員「これが12月生まれのサケです3ヶ月経ってこの大きさになりました。皆さんが4年生になるころこの子たちが大きくなって帰ってきます」

きょうは4月から新一年生になる地元の園児が放流に参加しました。

なかなか見る機会のないサケの稚魚をじっくり、観察します。

「下から見てもかわいい」

きょうは3000匹を園児が、およそ16万匹を地域住民が川に放流しました。

海で成長し、ふるさとの川には4年後戻ってくるということです。

地域の人「子どもの頃から赤川はアユ・サケ・サクラマス、色んな魚が遡上してくるきれいな川だった。これをきっかけに少しでも川の環境に興味をもってもらえば」

鶴岡市では、遡上の状況を調査し、やな場の設置場所などを検討することで、今後、サケを活用した地域活性化の事業につなげていきたいとしています。