元衆院議員の今村洋史氏が院長を務める愛知県一宮市の病院が、新型コロナ対策の補助金およそ4億5000万円を不正に受給していたことが分かりました。

元衆院議員の今村洋史氏が院長を務める一宮市の精神科「いまむら病院」は、新型コロナ対策として愛知県から受けた補助金の過大受給を、会計検査院から指摘されました。

県が詳しく調べたところ、実際には購入していない医療機器の納品書を偽造するなどの方法で、過大受給を繰り返していたことが判明。

不正に受け取った補助金の総額は、確認できただけでおよそ4億5000万円にのぼることが分かりました。

いまむら病院が関係資料の提出を拒否していることなどから県は悪質性が高いと判断し、2020年から4年間に支給した補助金の全額およそ17億6500万円に加算金を上乗せして返還を求めるともに、詐欺容疑での刑事告訴を検討しています。

一方今村氏は「今月中に返納する」とコメントしています。