3月16日(日)に投票日が迫る千葉県知事選挙。現職・熊谷俊人候補(無所属)に対して小倉正行候補(新人・無所属)が争点の1つとして掲げているのが「県営水道」の値上げです。その背景を解説し、各候補者の訴えを紹介します。

対象人口は千葉県全体の約49%

2024年11月、熊谷知事は「2026年度をメドに県営水道料金を20%程度値上げする」方針を明らかにしました。値上げの対象となるのが、浦安市や市川市の全域のほか、千葉市の一部地域などで、対象になる人口は県全体の約49%にあたる約308万人です。

2か月分の水道料金で比較してみると、東京都23区は4950円に対し、現在千葉県営水道の料金は5380円。20%の値上げとなると、6456円になります。
※各水道局調べ 使用量40㎥