■土地のもつ記憶
代わってこちらは、栗原巳侑さんの作品です。
実はこの黒い点、1つ1つが砂鉄や蔵王の土を混ぜた絵の具を絞り出すという独自の技法で描かれています。
東北芸術工科大学 大学院修士2年 栗原巳侑さん「1個1個黒い粒が盛り上がってドット状になっているのが最も力を入れたところ」

テーマは「土地のもつ記憶」。

その土地にある歴史など、記憶を呼び起こし、次世代へと残したいという栗原さんの思いが込められています。
東北芸術工科大学 大学院修士2年 栗原巳侑さん「大学の裏が蔵王の山で6年間いて思い入れのある山になった。山形の人も観光で訪れたりしているのでうまく表現できればと思った」

この2つの作品は山形市役所2階の展示スペースに飾られ、市は作品を多くの人に見てもらい優れた芸術に触れてほしいとしています。