江戸時代に北前船で栄えた酒田市で「雛飾り」と「傘福(かさふく)」の共演が楽しめる特別な展示が始まっています。
酒田市で開催中の湊町酒田の傘福。
傘福は日本三大つるし飾りのひとつで様々な願いや意味を持つ飾りものを傘のようにつるします。

山王くらぶの106畳の大広間には大小60ほどの傘福が展示されていて20回目となる今年は新作となる傘福が登場しました。


酒田商工会議所女性会 岩間奏子 会長「酒田の実り豊かなものがたくさん連なっている傘福です」

多くの幸せがあるようにと願う「多幸(たこ)」。

豊漁を願うカレイなど市内の染物店から譲り受けたおよそ70年前の反物を使った柄と色合いの組合せが楽しい傘福です。

酒田商工会議所女性会 岩間奏子 会長「こんな風に細工物に変わって傘福にさがるものに形を変えて生地も生かされているし人の思いも繋いでいく。とても意義のあることだと思う」