連結トラブルの影響が続く東北新幹線について、JR東日本はきのう、当面の対策をとった試験走行で異常が確認されなかったことから、あすから順次、連結運転を再開すると発表しました。

それに伴い、山形新幹線つばさもあすから東京‐福島間の運転を順次再開するとして、けさから指定席の販売を再開しています。

このトラブルは、今月6日に、走行中の東北新幹線「はやぶさ」と秋田新幹線「こまち」の連結部分が外れたもので、現在、東北新幹線は連結運転を取りやめています。

トラブルの当面の対策としてきのうJRは連結器を動かすレバーを固定する金具を使い、盛岡から仙台まで試験走行を行ったところ、異常は確認されなかったということです。

この結果を受け、JR東日本は、あすから順次東北新幹線と山形・秋田新幹線の連結運転を再開し、あさって(15日)からは通常通り運行する予定としています。

山形新幹線は、あすは上りの全ての列車が通常運行、下りは3本が区間運休となる予定です。あさって(15日)以降は上りと下りのすべての列車が通常運行に戻る見通しで、JRではけさから指定席の販売を再開しています。

なお、JR東日本によりますとあすは強風が見込まれることから山形新幹線で遅れや運休が発生する可能性があるとして、最新の運行状況を確認するよう呼びかけています。