栄村のさかえ倶楽部スキー場を使って3年前から始まった「SAKAE(サカエキャンドルナイト)CANDLENIGHT」

『栄村を元気にしたい』
村の若手有志がスキー場と協力して始めました。

さかえ倶楽部スキー場 齋藤寿さん:「忘れちゃいけないこともありますが、それを忘れるぐらいの自分たちで未来を築いていかなければいけないと思っていますのでその一役をこのイベントで担えれば」

3回目の開催となった今年、初めて栄中学校の生徒が実行委員会に加わりました。

鈴木綺夏さんと高橋あぐりさん。陽太さんと同じ2年生です。

去年秋から会議に参加し、村を元気にするための企画は何かを考えてきました。

迎えたイベント当日。2人が考えたのは「雪だるま畑」。
およそ1000平方メートルの広さに大小さまざまな形の雪だるまを作って並べます。

子どもからお年寄りまで世代を超えて楽しく交流できればと考えました。
訪れた人に企画のねらいや雪だるまの作り方を説明するのに大忙しです。

参加した子ども:「たのしい~!」

参加した人は:「盛り上げてもらってすごいですね、これが夜になるときっとね、きれいになると思います」

参加した人は:「これをいい思い出にして、また村に帰ってきてくれればいいなと思います」

およそ1時間半後、雪だるま畑が完成しました。
その数924体!さらにイベントは続きます。

高橋あぐりさん:「沢山の人が協力してやってくれたのですごくやってよかったなと思いました」

実行委員は:「子どもたちからいろんな世代にこのイベントを手伝ってもらって一緒にというところが、このイベントの魅力というかいいところかなと思う」

午後5時過ぎ、いよいよおよそ1万本のキャンドルに火を灯していきます。
ボランティアだけではなく訪れた人も参加しました。

訪れた村民:「周りからも人が来るでしょうし、栄村にとっても賑わいが出ていいと思います」

訪れた人は:「一緒に火をつけたり、手伝って参加できるのがすごく素敵なところですね」

鈴木綺夏さん:「感慨深いというか、自分たちが考えた企画が実行できたのが嬉しいですし、できれば来年もやっていきたいなと」

子どもは:「きれい」

訪れた人:「びっくりしましたこんなにすごいって思っていなかったので感動しました」

SAKAECANDLENIGHT2025実行委員長 岡一太さん:「中学生が村の人たちと繋がりたいとか、元気にしたいということで声をかけていただいて本当に頑張って協力していただいて最終的に素晴らしい雪だるま畑ができましたので本当に中学生にも感謝しています。(震災から)14年もたって皆さん元気になってきたと思うのですが、さらにこういうイベントで皆さんの明るい気持ちが戻ったらいいかなと思っていますのでさらに元気にしていきたいなと思っています」

子どもたちの元気な声が響く村に。
村の思いを託され若者たちがこれからの村づくりに取り組んでいきます。