東日本大震災の発生から14年となったきょう(11日)、熊本県内でも黙とうが捧げられました。
木村知事は「全国の災害対応力の向上に貢献すること、災害の記憶・教訓を後世に伝えていくことは、同じく震度7の大地震を経験した熊本県の使命」とコメントしています。

当時のことについて熊本の人たちは…
当時高校生/30代男性「授業を受けている途中に、東北で大地震が起きているのを知って、ニュースを見たら大津波が仙台空港を飲み込んでいるシーンをみて驚いた」

当時3歳/高校生「津波がきて家が流されて、大丈夫かなと思ったのは記憶にある。東日本大震災は少し薄れていっている感じはします」

14年前の3月11日には東京電力の福島第一原子力発電所の事故が起き、福島県の浪江町などいまだに避難指示が続く地域があります。
熊本市では原発廃止を求めるデモが行われました。デモをしたグループは地震で再び原子力発電所が被害を受ける恐れがあると原発の廃止を呼びかけました。

政府は2月、新たなエネルギー基本計画をまとめ「可能な限り原発依存度を低減する」という従来の表現を削り、原発回帰を打ち出しています。