『妹が起きるかもしれないね』承諾するしか
里帆さんは親子関係について成績が悪かったり帰宅時間が遅かったりすると、大門被告に髪を引っ張られたり、平手で叩かれ踏まれたりしたことがあり、父の力が強く怖い存在だと感じていたと証言しました。
法廷で大門被告は、里帆さんが話し始めるとうつむいたままメモをとっていました。

そして、中学2年生の夏ごろ、父親に初めて性交を強要された状況を問われた里帆さんは…
福山里帆さん
「胸を直接さわってきたときにやめてと言いました。でもやめてくれませんでした」

福山里帆さん
「人生が終わったと思いました。これからどうなるんだろうとか脱力した気持ちでした」
2度目に強要された時には、同じ部屋で妹が寝ていて、大門被告に「妹が起きるかもしれないね」と言われたと証言しました。

里帆さんは、拒んだら4つ下の妹に危害が及ぶかもしれないと抵抗できなかった理由を話しました。