河野デジタル大臣は13日、現行の健康保険証を2024年秋に原則廃止し、今後マイナンバーカードに一本化する方針を明らかにしました。鹿児島県内の反応を取材しました。
(河野デジタル大臣)
「転職、就職、退職のたびに、今、保険証がきりかわらなければならない。そうしたことが必要なくなるので、利便性は上がっていく」
河野デジタル大臣は13日、紙やプラスチックカードで発行されている、現行の健康保険証を2024年秋に原則廃止し、今後マイナンバーカードに一本化する方針を明らかにしました。
取得が実質義務化されることについて、街の声は?
(持っていない70代)
「我々にメリットが国が言うほどあると思えない。お年寄りでスマホひとつ持っていない、そういう人たちがどう対応できるのか」
(持っていない60代)
「そうなったら流れに乗るしかないだろうけど、なんか怖い。情報漏洩するのではないか」
(持っている30代)
「健康保険証とマイナンバーカードが一緒になったら2つ持たなくていいからラクかなと思う」
(持っている20代)
「持っていてよかったまではいかないけど、デメリットもない。ポイントがあれば行動にキッカケになると思う」
マイナンバーカードの取得率は先月末時点で、全国が49%、鹿児島県は48.2%と全国的に普及が課題となっています。
そんな中、中種子町のマイナンバー普及率は73.1%と、全国の町と村の中で7番目に高い取得率です。
役場では3年ほど前から、庁舎での休日や時間外窓口のほか、コロナワクチンの大規模接種会場や集落の事業所に出向き、申請受付に取り組んできました。2020年は39.9%でしたが、2021年は60.4%、今年は73.1%です。
(中種子町町民保健課 日高隆雄課長)
「仕事の関係で来庁できない人はいる。そういう人への交付には大きな成果があった。(一体化について)今後は国の動向注視しながら広報活動に務めていきたい」
(中種子町民)
「(マイナンバーカード)ひとつでいいから便利」
「キャンペーンでポイントがつくのでお得感があって良い」
河野大臣は、運転免許証との一体化についても2024年度末までという現在の目標の前倒しを検討しているとしたほか、マイナンバーカードの電子証明書を、Androidのスマートフォンに搭載するサービスの提供を来年5月11日から開始する方針を表明しました。
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