1~3号機廃炉へのスケジュール

水素爆発が起きた1号機は、がれきの撤去の際に放射性物質が飛び散らないよう建屋全体を覆う大型カバーの設置工事を行っていて、今年夏ごろの完成を目指します。

2号機では、去年11月に取り出した燃料デブリの分析が続くとともに、今年春ごろにも、2回目の取り出しを予定しています。

3号機では、燃料デブリの大規模取り出しに向けた工法の検討が行われていて、年内に決定する予定です。

福島第一原発では去年、6号機で使用済み燃料プールの冷却が停止したり、2号機でミスやトラブルが発生し、燃料デブリの取り出しが2度中断したりしました。廃炉の最難関といわれる作業が控える今後はより慎重に、安全・着実な廃炉作業が求められています。