JR四国が、高松駅近くに建設していた学生向けの食事付き賃貸マンションが完成しました。鉄道事業以外での最大限の収益拡大を目指します。
(茅原淳記者)
「JR四国が建設した学生向けマンションは、徳島文理大学高松駅キャンパス西、300メートルの所にあります」
学生会館「J.リヴェール高松駅西」です。

徳島文理大学の高松駅前への移転で需要が高まるとして、駐車場だった自社の土地に建設しました。鉄筋5階建ての全80室で、主に1K、すべて家具・家電付きです。

また、1階には食堂や、自習室、交流スペース、宅配ボックスなどが備わっています。部屋の鍵は暗証番号式です。
(ジェイ・エス・ビー(運営会社) 森高広社長)
「われわれのノウハウを注ぎ込んだ最新型の建物です。JR東日本では盛岡駅前にもあり、若者が街の中心に集まることで活性化につながると思っております」
4万6500円~5万4000円の家賃と約3万円の食費、さらに管理費などが必要ですが、すでに満室だといいます。
(JR四国 四之宮和幸社長)
「住んでいる学生同士で交流してもらって、できればそこからサンポートの方にも出かけてもらって、街も回遊してもられれば魅力的なエリアにこのあたりがなるんじゃないかな」
JR四国は、香川大学に近い高松市西宝町にも学生会館を建設するなど、今後も不動産事業を積極的に展開したい考えです。