道の駅中条から白馬村方面へ車で5分。
2021年に小川村にオープンした「ベーカリー24セッキ」。

村でただひとつのパン屋さんです。築180年の古民家をリノベーションした店には、焼きたてパンの香りが広がります。

ベーカリー24セッキ 廣田晃里さん:
「平日で35種類、土日だと40種類くらい用意している。もともと小川村の地域おこし協力隊で東京から移住してきたそのあとここを改装してパン店を始めた。東京でパン職人をしていたのもあって。いずれこういう自然豊かなところでパン屋を始めたいと思っていたので」

「粉もん」の文化が根付く西山地域に開いた、パン屋さん。
小麦は県産の「ゆめかおり」という品種にこだわります。

ベーカリー24セッキ 廣田晃里さん:
「外国産の小麦に比べてふわふわ感はすくないですけど、その代わりにもちもちとしたご飯に近い歯ごたえと食感があるのでそれがすごく美味しい」

一番人気は「食パン」。焼かずにそのまま食べると、小麦本来の香りとバターの風味が口いっぱいに広がります。

パン作りに欠かせないこだわりの小麦は、毎週、長野市中心部からトラックで運ばれてきます。

トラックの運転手:「無料化になって配送業務ではすごく助かってます」

総菜パンやピザなどに必要な材料は、廣田さんが自ら仕入れに行っています。

ベーカリー24セッキ 廣田晃里さん:
「牛乳や卵の買い出しは長野市街地のスーパーに行っている。牛乳は20本とかまとめて買うのでなるべく早く持ち帰りたいから今まで有料道路を使っていました。無料になって本当にありがたいですね」

サクラの訪れとともに、店では毎年「桜あんパン」を販売していて、今年は、3月中旬ごろから店に並ぶ予定です。

長野県道路公社が管理運営する有料道路では、志賀中野有料道路が3月16日に、長野市の五輪大橋が2026年12月に無料化される予定です。