10日滝沢市で、津波のおそろしさを伝える活動を続けてきた田畑ヨシさんの紙芝居が披露され、参加者が防災について学びました。

(紙芝居)
「逃げた人たちはみんな家族の名前を呼んでいます。お母さん!お父さん!」
これはいわて生協が11日で震災から14年となるのに合わせ開催したもので、地域の人たちおよそ20人が参加しました。

紙芝居は2018年に亡くなった、宮古市田老出身の田畑ヨシさんが自身の経験を元に制作したものです。
昭和三陸大津波と東日本大震災を被災した田畑さんは、紙芝居を通して津波の恐ろしさや、避難の大切さを訴えてきました。

10日は田畑さんの娘の高橋恵美子さんが読み手を務め、自分の命は自分で守る「命てんでんこ」の教えを伝えていました。
参加者は震災の教訓と防災について改めて学んでいました。