大分県内の景気動向について、日銀大分支店は個人消費が底堅く、観光業も好調なことなどから、3ヵ月連続で全体の判断を据え置きました。
日銀大分支店は、経済指標や企業へのヒアリングをもとに3月の景気動向を発表しました。
それによりますと、海外需要の鈍さなどから鉱工業生産が弱い状況が続いているものの、個人消費の底堅い中で観光も好調であること。また、企業の設備投資や公共工事の発注が高水準で維持されていることから、県内経済の回復を支えている状況に変わりはないとして、景気判断を3か月連続で据え置きました。
一方、個人消費について買い控えなど物価上昇の影響に広がりがみられ、トランプ政権による関税措置の適用で鉱工業生産にマイナスの影響が懸念されるなどとして県内の景気状況は足もとで徐々に変化がうかがわれ、影響を注視する必要があるとしています。