陸上の東大阪市記録会が8日に行われ、東大阪大敬愛高2年の久保凛(17)が3レースにエントリーした。世界陸上連盟(WA)から日本記録として認められなかった800mに出場し、改めて記録への思いを口にした。

この記録会は日本記録や世界陸上参加標準記録をマークしても、公認記録対象の大会でないため参考記録となる。この日、まず久保が最初に出場したのは先日、WAが認める対象の競技会になっていなかったため日本記録として認められなかった800m。1レーンからスタートした久保は勢いよく飛び出し、他の選手に差をつけ先頭に。調整のための出場とあって最後まで走り切らず、600mで途中棄権した。

レース後には日本記録(1分59秒93)について「もう仕方ないことなんで、やっぱり奈良の記録会に携わってくださってる方々に、やっぱり申し訳ないなと思いますし、安心してもらえるっていうか、しっかり記録を出しだしたいなって」と思いを口にした。

来週、オーストラリアの大会に出場予定で「まだ調子もあるんでわからないんですけど、できるだけ早く(日本記録を)出しておきたいなって」と改めて日本記録更新の意欲を見せた。

久保は午後に400mと1500mに出場予定で1日、3レースとハードな日程も「インターハイとかになってくると、何本も走らないといけなくなってくるんで、その練習っていうのも頭に入れて、頑張ろうと思います」と笑顔で応えた。