意外と難しい桜の開花認定!

みなさんは桜がどういう状態になったら開花宣言が出るか知っていますか?

気象予報士 森朗氏:
昔は数輪咲いたら開花宣言となっていましたが、ある時、マスコミから数輪って何輪ですか?という質問をし、「5、6輪」と気象庁の職員が答えたところから「5、6輪咲いたら」という条件が付きました。その時の答えが「2、3輪」という答えだったら開花の時期も違ったでしょうね。

さらに「ひこばえ」といって根元から生えている枝に桜が咲いてもカウントされません。また桜の花が開けば開花ではなく、中のおしべとめしべがしっかり見えないと開花にはならないそうです。上の方に咲いていたり、重なって咲いていると状況がわからないため、開花状況を見に来た気象庁の職員も双眼鏡やカメラを使って数人で細かくチェックしています。

左:おしべとめしべがしっかり見えてると開花となります/右:根元から生えている枝に咲いた花はカウントされません