セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長がきょう夜、取材に応じ、退任の意向について「決心していた」と初めて気持ちを語りました。あす、退任が決定し、夕方には会見を開く見通しです。

きょう夜に取材に応じたセブン&アイの井阪社長は、自らの退任について「決心していた」と気持ちを明らかにしました。

井阪社長は2016年から経営トップを務め、社長交代はおよそ9年ぶりとなります。

後任には西友のCEOなどを歴任し、現在、セブン&アイの社外取締役であるスティーブン・デイカス氏が起用されます。

あすの取締役会で正式に決定し、夕方には会見を行う見通しです。

カナダのコンビニ大手から買収提案を受けているセブン&アイは、創業家が自社買収を計画していましたが、きのう断念することを正式に発表しています。

セブン&アイはトップ交代で海外への拡大戦略を進めつつ、「独立路線」の継続を摸索するとみられます。