全国のコストコで販売された「カキ」でもノロウイルスが
富山県では2月に開かれた飲食のイベントで、「蒸しガキ」を食べた120人が下痢や嘔吐などの症状を訴えました。県は「蒸しガキ」に含まれたノロウイルスが原因の集団食中毒とみています。
「蒸しガキ」を食べて食中毒を発症した20代の女性は。

「何度も嘔吐を繰り返して、かなり苦しかった。寝室とトイレの往復で、夜も眠れなかった。頭がくらくらして、熱を測ると38.2℃。食欲もわかなかった」と話します。
わずかなウイルス量でも感染し、激しい症状を起こすノロウイルス。

2月、宮城県石巻市の水産加工会社が製造し、全国のコストコで販売された生食用のカキでもノロウイルスの食中毒が発生。
下痢や嘔吐、発熱などの症状を訴えたのは少なくとも37人、被害は全国12都道府県に広がっていて、業者は商品の自主回収などを進めています。