選挙の時期になると「七つ道具」という言葉をよく聞くと思います。この「七つ道具」とは一体なんなのか、まとめました。
選挙事務所に掲げる標札や、選挙カーに掲示する表示板、街頭演説の時に着用する腕章などです。これらは、公職選挙法に基づいて選挙管理委員会が無料で交付します。

たすきやマイク、白い手袋などは七つ道具ではありません。選挙期間にはよく見かけますが、それらは自分たちで用意しているものです。
ではなぜ「七つ道具」が必要なのか。それは公正で公平な選挙を行うためです。たとえば、選挙カーにつける表示板を管理しなかったら、資金力のある陣営は何台もの選挙カーを走らせて活動を行うかもしれません。

各候補者の事務所や選挙カーなどの数が同じになるよう、「七つ道具」でしばりをかけているともいえます。道具というより、許可証のようなもので、候補者間に格差を生じさせないためにも重要なものです。
13日は福島県知事選挙の告示日です。候補者に「七つ道具」が手渡され、選挙活動が始まります。














