モバイル事業参入の背景にある狙いは?
ホランキャスター:
そうなると、メルカリモバイルはどのような層がターゲットになりうるのでしょうか。

TBSテレビ経済部 蓮井 記者:
既にメルカリをよく使ってるメルカリ経済圏で、ギガが余ってる人たちにとってはメリットのあるプランになってくると思います。
メルカリとしては利用を増やしたい。そのためにモバイルを使い、モバイルを軸にそこからメルカリ全体のサービスを使って欲しいという流れになります。
小笠原キャスター:
「メルカリ」はフリマアプリですが、スマホ決済や、クレジットカード、暗号資産、スポットワークも始めている中で、いよいよモバイルを始め、メルカリ経済圏の拡大・強化を狙っています。

TBSテレビ経済部 蓮井 記者:
実際、「QR・バーコード決済の利用割合」のデータを見てみますと、メルカリのQRコード決済というのは全体の1割以下です。PayPayや楽天ペイ、d払いなど、いわゆる携帯大手4社を軸とした決済が主流な中で、メルペイは6年前にサービスを始めましたが、やや出遅れているのが実情です。
【QR・バーコード決済の利用割合】MMD研究所調べより
Paypay:65.1%
楽天ペイ:36.0%
d払い:28.6%
au PAY:19.8%
ファミペイ:10.5%
メルペイ:8.1%
LINE Pay:5.7%
AEON Pay:4.6%
元競泳日本代表 松田さん:
当初、いろんなサービスでユーザーを取りにいったPayPayが大きいと感じますし、このモバイル事業をやることで得られるデータの量も企業としてかなり増えると思うので、そういうところも大きいのかな、と感じます。
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<プロフィール>
松田丈志さん
元競泳日本代表 五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身3児の父
蓮井啓介
TBS報道局経済部
2021年から情報通信業界を取材














