AI開発で後れをとる日本

2022年に「チャットGPT」が登場したのをきっかけに一気に普及した生成AI。

ただ、その開発で日本は海外に後れを取っていると言われています。

そうした中、高校生に部活動を通じてAIを学んでもらおうという取り組みが5年前から山形県でスタートしました。

やまがたAI部 事務局 佐藤俊一さん
「我々は生活するうえでも仕事をするうえでも海外の製品、デジタルの製品を使わないとやっていけないんですね。ところが、使えば使うほど海外の企業を利する、日本は赤字を背負う形になる。これをなんとか若い力、日本の力で逆転させないといけない」

AI技術を競う高校生の全国大会も開催

2020年度からAIの技術を競う高校生の全国大会「AI甲子園」も開催されていて、今年度は福岡女子商業高校を含む全国のおよそ60校が参加しています。

福岡女子商業高校 AI部 高田彩香さん
「学生特化型の要約AIで授業音声の要約と板書、教科書の要約ができることに加えて」

「AI甲子園」の予選に向けて発表の準備を進める生徒たち。

各校の持ち時間は7分以内ですが、当初は制限時間を大幅に過ぎてしまうこともあったそうです。

福岡女子商業高校 AI部 成末茜さん
「要約のAIを作ったのにプレゼンの中身を私たちが要約できていなかった」