「チャットGPT」などの生成AIの活用が進む中、高校生に部活動を通してAIに触れてもらう取り組みが全国で広がっています。福岡県内の高校では、「AI部」の部員5 人が、アプリの開発などに挑んでいます。

「チャットGPTより手間のかからないものを目指しています」

人工知能=AIを活用して作られたアプリ「AI要約くん」。

教科書をスマートフォンで撮影し文章を読み込ませると内容を要約してくれます。

このアプリを作ったのは、福岡県那珂川市にある福岡女子商業高校の「AI部」の生徒たちです。

福岡女子商業高校 AI部 高田彩香さん
「要約がここに出てくるようになっています」

福岡女子商業高校 AI部 成末茜さん
「チャットGPTとかだと50文字で要約してとか、条件をわざわざ入力してそこでまた出力をもらって、そこからまたほしい情報を入力するみたいな手間があるんですけど、そこを1回の入力というかファイルをアップロードすることですぐに要約ができるというのを私たちは目指しています。」

要約アプリは、授業を休んだり復習したりする際に活用することを想定しています。

「AI部」部員5人で活動

おととし誕生した「AI部」。

部員は現在1年生と2年生あわせて5人で、週1回程度活動しています。

生徒たちは、AIに詳しいIT企業の担当者と話し合いながら、この要約アプリを完成させました。