“遅れ状況”もすぐに分かる 鉄道並みの“バス”

高架だと信号も渋滞もないため、大曽根~小幡緑地間の所要時間が下道の3分の1に短縮された「ゆとりーとライン」。その心臓部を見せてもらうと…

(大石)
「スタッフの方もいらっしゃいますが、こちらを見てください。セキュリティ上、全部モザイクになっていますが、壁一面にモニターがあります。それぞれのモニターには、小幡緑地駅やナゴヤドーム前矢田駅など、それぞれの駅の中の様子が4画面になって手に取るようにわかるようになっています」

ここでは各駅のホームの状況を見ながら、鉄道と同じような運行の集中管理が行われています。

(大石)
「ここで管理することの最大のメリットは何でしょうか?」

(名古屋ガイドウェイバス 加納博之さん)
「運行を管理をしているので、遅れ状況とかをお客様にご案内できる。『何分遅れています』と案内すると安心できるのかなと思います」

(大石)
「鉄道でやっていることをバスにも導入したということですか?」

(名古屋ガイドウェイバス 加納博之さん)
「そうですね」

(大石)
「ここまで徹底管理しているバス会社は他にないですか?」

(名古屋ガイドウェイバス 加納博之さん)
「ないと思います」

2001年、地下鉄も鉄道もない志段味地区の渋滞対策に整備された国内で唯一の交通システム。しかしいま、「2つの大きな問題」が。