続いては物事の核心に迫る「大石が聞く」。
今回は名古屋の北部を走る国内唯一という高架を走るバス「ゆとりーとライン」を取り上げます。
住民の足として大きな存在ですが、実は深刻な問題もあるのです。

(大石邦彦アンカーマン:以下大石)
「名古屋市守山区に来ています。ここ志段味地区に2021年にコストコがオープンして以来、次々に新しい商業施設ができました。さらに住宅街も広がっていて、ここ志段味地区は名古屋有数の人口急増地区になっています」
名古屋市守山区の志段味地区。
ここ数年「イオン」に「コストコ」など様々な商業施設も進出、戸建ての住宅も続々と建っている市内でも数少ない「人口増加地域」です。

(大石)
「来年開校予定の上志段味中学校です。少子化で学校の統廃合が相次ぐ中、新しい中学校ができるということはいかに人口が増えているかの証です」

志段味エリアの人口はこの30年で3倍のおよそ4万人に増加。
土地の値段も上昇しています。

(大石)
「実際にこの志段味地区は住宅が増えていますか?」
(しだみ住宅 市川敦久さん)
「増えています。10年前の成約事例を見ると、坪単価が「上志段味東谷」で20万円台となっています。現在売られている物件は、(坪単価は)45万円、48万円、57万円となっています」
