100年ぶりにファラオの墓発見  “未知の空間”は存在するか

イギリス・ケンブリッジ。調査団のメンバーで、物理探査会社を経営するジョージ・バラード氏。2023年にツタンカーメンの墓の調査で収集された、膨大なデータを1年以上にわたって分析してきた。

そして2025年1月、ついに、エジプト政府に分析結果をまとめた報告書が調査団から提出された。現在、エジプト政府によって、慎重に審査がおこなわれているという。

一方、これは土砂が流入した墓の写真。2月18日、発見が明らかになった、古代エジプトのファラオ・トトメス2世の墓だ。トトメス2世は、あの断崖絶壁に墓があったハトシェプスト女王の夫で、墓はこの付近で見つかった。

ファラオの墓が見つかったのは、ツタンカーメン以来、実に100年ぶりとなる。

実は、このトトメス2世の墓、入口部分は2022年に見つかっていたが、その後、イギリスの調査団とエジプト政府により、秘密裏に詳細な調査・分析がおこなわれ、今年2月18日にようやく発表されたのだ。

ツタンカーメンの墓の奥に“未知の空間”は存在するのか。そして、そこにネフェルティティの墓はあるのだろうか。