東京電力は、福島第一原発で、処理水の海への放出を受けて空になったタンクの初めての解体を、4日朝に完了したと発表しました。
福島第一原発では、処理水をためるタンクが1000基あまり保管されていて、東京電力では、おととし8月から処理水の海洋放出を実施しています。
それに伴い、東電は、空になった溶接型タンクの初めてとなる解体を2月14日から始めていて、4日午前8時過ぎに1基目が完了したと発表しました。東電は、5日にも2基目に着手することにしていて、来年3月末までに、合わせて12基を解体する予定です。
また、4日の会見では、去年11月に2号機で試験的に取り出された「燃料デブリ」の実寸サイズなどの模型も公開されました。東電は、早ければ3月中にも2号機で2回目の試験的取り出しを始めるとしています。
