石川県警は地震以降停止していた一部の駐在所の勤務を3月から再開するほか、奥能登で相次ぐ犯罪を検挙するため、職務質問能力に優れた警察官を被災地に配置することになりました。

県警は2月21日付けの人事異動を発表し、刑事部長に久田悦弘氏、金沢中警察署長に田畑真志氏、生活安全部長に竹本邦夫氏、警備部長に本田学恭氏が着任します。このほか県内12の警察署のうち金沢東、小松、羽咋を除く9つの警察署で署長が交代します。

また、能登半島地震以降犯罪が増加している奥能登地域で犯罪の検挙を強化するため、職務質問能力に優れた警察官を輪島警察署と珠洲警察署に配置します。

県警は、夜間のパトロール体制を整えるため、地震後に駐在所の運用を停止し、各警察署に優先的に人員を配置していましたが、地元住民や自治体からの要望を受け、50の駐在所のうち、19か所で勤務を再開することにしました。