国内最大のツルの越冬地・出水平野に、冬の訪れを告げる今シーズン第一陣が飛来しました。

鹿児島県ツル保護会によりますと12日午前7時すぎ、出水市東干拓の田んぼにナベヅル11羽が降り立ったのが確認されました。初飛来は、去年より6日早いということです。

出水平野の干拓地では25シーズン連続でツルが1万羽を超える「万羽ヅル」が続いていて、去年、水鳥などの生態系として重要な湿地の保全を目指す国際条約、ラムサール条約に登録されました。

(県ツル保護会会長 椎木伸一出水市長)「今年もまたやって来てくれて大変嬉しく思う。環境保全や鳥インフルエンザの防疫対策に取り組んでいきたい」

ツルは来年2月から3月ごろまで出水で越冬し、繁殖地のシベリア方面へ帰っていきます。