室内にたまり、目に見えにくいホコリ「ハウスダスト」。吸い込むとアレルギー性鼻炎や喘息などを引き起こすおそれがあります。その対策について専門家に聞きました。

1日のうち約3分の1を占めると言われる睡眠時間。特に寝室はベッドや布団、枕があるため、ハウスダストがたまりやすいと言われています。

全国寝具衛生士協会 首藤陽子会長:
「ベッドのハウスダストは、上の掛け布団よりも、下の方のマットにたまります」

実際、寝具にハウスダストはどのくらいあるのか?ホテルのメンテナンスにも使われているという特許技術を用いて、布団やマットを掃除してもらいました。

首藤陽子会長:
「ダニそのものもいますし、ダニの死骸やフン、卵とか繊維くずも入っていますね」

大手ベッドメーカーの調査では、枕カバーの洗濯頻度について『1週間に1度程度』と答えた人が27.3%と最も多く、『特に決まっていない』と回答した人は11.6%でした。

首藤陽子会長:
「一番簡単なのは最低でも週に1回、シーツをこまめに洗うことです。布団を上げて、空気を循環させてあげることも大切です」

快適な睡眠を確保するためには、通気性を良くし、寝具をこまめに手入れすることが重要です。