北陸新幹線の敦賀までの開業効果を広げるため、JRグループなどが展開した北陸デスティネーションキャンペーンで、加賀温泉郷の宿泊客数が増加したことなどが分かりました。

デスティネーションキャンペーンは、JR各社と関係する自治体などが連携して観光誘客を図る大型キャンペーンで、今回は北陸新幹線が敦賀まで開業した後の2024年10月から12月にかけて3か月間、開催されました。

県内の観光地では加賀温泉郷の宿泊者が前の年の同じ時期に比べ5.4%増加し、県内での全線開業効果が伺えました。

このほか、小松市の那谷寺も入り込み客が37%増えました。

石川県は敦賀開業直後の4月以降に続き、北陸デスティネーションキャンペーン期間中も入り込みは概ね堅調に推移したとの見方を示し、今後もJRと北陸3県が連携して観光誘客を目指したいとしています。