校長「それでもここ、輪島にいる。それでも心は輪島にある」

式では、平野敏校長ががれきの中から取り出したギターで祝いの歌を捧げました。

輪島高校・平野敏 校長「このまま輪島に残るみんな、それから、一旦輪島を離れるそれぞれの皆さんに覚えてほしい言葉を。一つだけ最後に贈らせてもらいます。『それでもここ、輪島にいる。それでも心は輪島にある』」

そして、卒業生を代表して志田心湖さんが、地震を乗り越えた高校生活を振り返り答辞に思いを込めました。

輪島高校・卒業生代表 志田心湖さん「不安に満ちた日々をここにいる全員が一歩ずつ前に進んできたこの一年、その苦しみを乗り越えてこれたのは、私たちを支えてくれる存在がそばにあったからです。そんな皆さんにこの場を借りて心からの感謝の気持ちを伝えたいと思います」