■宣誓を促された内田被告は拒否し5分で退廷
小笠原義泰裁判長「証言台の前に立ってください。名前は?」
内田被告「内田梨瑚です」

小笠原裁判長「証人尋問にあたり、宣誓してください」
内田被告「しないです」
小笠原裁判長「宣誓しない理由を述べてください」
内田被告「同じ内容の裁判を控えているので、ここでは話したくありません」

小笠原裁判長「自分が同じ内容の裁判で起訴されているから話したくないということですか?」
内田被告「はい」
小笠原裁判長「自分の裁判で話したいことがあるので、ここでは話したくないということですか?」
内田被告「ここでは話したくないです」
小笠原裁判長「話したくない理由は?」
内田被告「(10秒ほど無言)」
小笠原裁判長「きょうは証人の立場では話したくないのですか?」
内田被告「はい」
小笠原裁判長「自分の裁判で話すので、話したくないのですか?」
内田被告「はい」
裁判長「宣誓は義務です。あなたが証言を拒否すれば、10万円以下の科料、もしくは1年以下の懲役、30万円以下の罰金の制裁を科せられる可能性があります。宣誓を拒む正当な理由には当たらないので、宣誓をしてください」
内田被告「しないです」

裁判長「証言は法的義務ですが、証言はしませんか?」
内田被告「はい」
裁判長「宣誓拒否と取り扱います。証人を退廷させ、休廷します」

内田被告は裁判長の方をまっすぐ見たまま話していましたが、当時19歳の被告については一度も見ることなく、開廷からわずか5分ほどで退廷しました。
裁判は夕方まで続く予定です。
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