1泊2食交通費込み6万円の高知旅行 独自策で驚きの実質価格に

―――平日、2人で1泊2日の高知県旅行をした場合、そもそもの金額として、交通費込み1泊2食1人3万円の計6万円と設定します。ここから全国旅行支援を使うと、最大4割引きで4万4000円、さらに高知県独自の策は、交通費キャッシュバックです。1万円(5000円×2人)引かれます。さらには地域で使えるクーポン6000円(3000円×2)で、実質2万8000円で旅行ができるということになります。

―――高知県はホテル単体で予約して自分で交通機関を使っても、今回は5000円が割引になるんですね?

はい。すごいのが大阪からだと明石海峡大橋を使って淡路島経由で四国行けますよね。そのときETC使われると思うんですが、ETC代も1台5000円までバック。電車だと1人5000円で、車だったら1台5000円が戻るので、後で領収書とか送って、それを振り込んでもらえるといった形です。ホテルだけを取って、ホテルだけ全国旅行支援を使う。交通費は一旦自分で払って後で書類を送って5000円キャッシュバックと、そういったことが受けられるので、自由度が高くおすすめです。いまはカツオの時期で藁焼きもあるし、餃子もあるし、特におすすめです。

小さい子連れ旅なら…実質価格1万7000円

――11歳以下の子供については、同行者全員が3回接種か陰性証明を持つことで、その子のワクチン証明も陰性証明も必要がないということです。鳥海さんのポイントはこちら「小さな子供を連れての旅行がお得です。乳幼児は旅行代金がかからなくても支援制度の対象」

そうですね。0歳児であってもクーポン3000円がもらえますので、それは親が使っちゃうのかっていう感じですね。先ほどの例では1泊で高知県旅行した場合、最大で実質2万8000円という話がありましたが、ここに子供旅行代金のかからない小さなお子さん1人が入ると、全国旅行支援にはお子さんも当てはまるので、プラス8000円割引、クーポンも1人分増えるので、もともと6万円だったのが、実質1万7000円で旅行できるということになります。

―――ただちょっと皆さん気をつけていただきたいポイントもあります。今回は各都道府県が管轄ということで、鳥海さんが取材をしたところによりますと、証明書を当日忘れた、となった場合の扱いで自治体に差があるようです。例えばグループで行くときに1人忘れたらそのグループ全員割引なしになってしまうのか、忘れた人だけが割引がないのか、こういったところの判断が自治体によって異なるということなんです。

グループが多ければ多いほど、忘れたときの影響が大きくなります。合宿などで10人同じ予約で取って1人忘れちゃったら駄目になっちゃうので、当日行った先ですぐ抗原検査が受けられて、すぐ現地で結果が出ればいいんですけれど、それがないと割引が受けられないし、最悪は全員割引を受けられないっていうことはあり得ます。注意が必要です。