今週お伝えしてきたシリーズ「春を先どりアラカルト」。最終回で取り上げるのは、「花粉症」です。本格的な花粉の飛散が始まるのを前に、飛散の傾向や医師が勧める対策などを紹介します。

鼻がムズムズする。くしゃみが止まらない。目がかゆい。
こうした花粉症の症状に苦しんでいる人いませんか?

花粉症はアレルギーの疾患の一つで、植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされます。
日本耳鼻咽喉科学会の研究によると、症状の程度に個人差はありますが、いまや日本人のおよそ4割がかかっているという「国民病」です。

(記者リポート)
「春が近づくにつれて花粉症の人には悩ましい季節がやってきます。街の声を聞きました」
(街の人は)
「やったー暖かくなる、桜よりも花粉が飛ぶんだというのがきます」
「私のセンサーではまだですね」

「僕花粉症です(いつから?)1か月前ぐらいです。(今年初めてなりました?)
はい。なりました (どんな症状?)目がかゆくなりますね」
「2月の終わりに突然くしゃみが止まらなくなる。この人(娘)が4月の誕生日なんですけど 誕生日ぐらいまでは続く」
「花粉がいっぱい出てきた時には、知らない間に(鼻水が)チョロチョロと出てく
る。歩いていてダーっと出るから人前でそうなると恥ずかしいですよね」

「今年は何日か前から風が強い時にくしゃみや鼻水が出ます。まだ薬は飲んでない
ですけど」
盛岡市紺屋町にあるちば耳鼻咽喉科クリニックの千葉隆史院長は、毎年花粉症の人を数多く診察し、市民講座などで予防法や症状を抑える対策を紹介しています。

アレルギーとは、通常は体に害を与えない物質に対する過剰な免疫反応で、花粉症のそれぞれの症状にもひとつひとつちゃんと理由があります。