本番まであと数日、緊張が高まります。

迎えた2月10日の子どもと大人が一緒に「理想の学び」について考えるイベント。


これまでに「やって良かった」と感じた学びを尋ねると…。

フリースクール生:
「TANQ(フリースクール)でのキャンプは1週間で3食を全部自分たちで作ったりとか」

ろう学校生徒:
「はじめてデフ(聴覚障害)の空手に関わったことです」
「固めの申告の仕方や組み手のときのパトランプの使用など様々な違いがあります」

会場では、およそ130人が、数人ずつのグループに分かれ、「これからの理想の学び」を一緒に考えました。

恵那さん:
「これからは未来の学びについて考える時間。問いは『私(達)がつくりたい理想の学びとは』です」

企画から携わった軽井沢風越学園の中学3年生・朔次朗さんのグループには阿部知事も参加。

朔次郎さん:
「僕としてはこういう場を作ると楽しい場になってんじゃね?という実感があって、楽しいを作るをできる知識が得られたらうれしい」

根羽学園生徒:
「(いろんな人が)意見を出す場をつくる。みんなの会話に参加できて、みんなでつくる授業になっていくんじゃいかなと思います」

阿部知事:
「社会はどうやって動いているかという基本も学べるといいなと思う」
「たとえば前の道が凸凹だったら誰が直してくれるのとか、お金を投資して増やすにはどんなことができるのとか、生きる上でもっと最低限のことを学びたいと思うのでそんなことがやれたらいいなと思ってます」

参加者がそれぞれの思いを話したり、ほかの人の意見に耳を傾けたり。

朔次朗さんが4時間のフォーラムでたどり着いた考えは。

朔次朗さん:
「いちばんは出会いがたくさんあることかなと。こういう場とか出会いを通して成長していけると思うから」


最後に、参加者が「理想の学び」や自身の決意を発表しました。

上田染谷丘高校の2年生:
「今の時代、子どもの意思より親の意思から子どもに何かさせてしまっているんだなと、さっきのグループトークで感じました。だから私は子どもが主役になる親なしのワークショップを設けていきたいし、大学でも子どもが育ちやすい環境づくりを学んでいきたい」

上田染谷丘高校の2年生:
「私先生になりたいんですけど、先生になったら子どもの『好き』を最大限に伸ばせる先生になりたいです」

男子高校生:
「僕のつくりたい理想の学びは、自分の『好き』や『学びたい』というものから生まれたものを、失敗してもいいので挑戦することができる学び」

恵那さん:
「幅広い年齢層での話し合いだったんですけど、1人1人の理想の学びが最終的に出てきてましたし、宣言してくれて全部が実現できてくれたらいいなと強く感じました」


子どもたちひとりひとりにあった学びをどう実現するか、県教委は公立小中学校70校を実践校に指定するなど取り組みを進める方針です。