政府が最大21万トンの備蓄米を放出する方針に対しては…

村岡さん:
「えー、そんな少ししか出ないの?って」
「変化ないです、そのくらいじゃ」
「入札でも高値で取り引きされれば値段も下がらないし」

JR長野駅近くでランチを提供する居酒屋、絹一(きぬいち)。

メイン料理のほか、揚げ物や小鉢など品数が豊富で、栄養バランスも考えられた日替わりランチが看板メニュー。

納豆とコーヒーはサービスで、価格は980円。

客:
「本当に努力されているなと思って」
「980円でこれはなかなか」
「昔は500円で食えたけどね、そんな時代はなくなっちゃった」

2024年に、やむを得ず100円値上げしましたが、ランチ営業は赤字だといいます。

絹一店主 宮入一郎さん:
「上げても上げてもまた食材が上がってくるのでね」

厳しい中でもこだわっているのが、ご飯のおかわり無料サービスです。

宮入一郎さん:
「お客さんが若い人、特に男性の方が多いのでそこ、食べ放題にしないといけないと、昔からのあれがあって」
ご飯お願いしますといわれれば?
「自由ですね。おかわり自由」

1膳分のご飯の価格は、50円から120円ほどに。

おかわり分は赤字が増えることになりますが、常連客からのニーズに応えたいと今も提供を続けています。

宮入一郎さん:
「あそこもランチやめたかと言われたくないために意地ですね」
「できる限りで続けていきたいと思います」

今後の価格動向が見通せない中、消費者だけでなく飲食業界でも我慢比べが続いています。