治療薬はどう選ぶ?専門医・伊東院長はー

治療薬の選び方について、伊東院長にうかがいました。

軽症で「くしゃみや鼻水はあるけれど鼻づまりはない」という人は、市販薬も使用できます。
中等症~重症・最重症で、「くしゃみや鼻水があり、鼻詰まりがある」場合、病院の受診が大切です。

【市販薬】
内服薬・・・「アレグラFX」や「クラリチンEX」などの抗ヒスタミン薬
点鼻薬・・・血管収縮剤を配合した市販のステロイド薬 ※継続使用はNG
点眼薬・・・「ウェルウォッシュアイ」など目洗いの市販薬がおすすめ

【処方薬】
内服薬・・・「ビラノア」「ザイザル」など抗ヒスタミン薬
      「キプレス」など抗ロイコトリエン薬(鼻づまりに効果)
点鼻薬・・・「ナゾネックス点鼻薬」「アラミスト点鼻薬」など ※血管収縮剤なしで継続して使用可能
点眼薬・・・「アレジオンLX点眼液」など抗ヒスタミン薬

宮前平トレイン耳鼻咽喉科 伊東祐永院長:
市販薬に多いのは大体第2世代抗ヒスタミン薬なんですけど、くしゃみ・鼻水・痒みあたりの効き目は良いんですが鼻づまりが苦手なんです。
鼻づまりがあって医療機関を受診いただくと、大体飲み薬2つと鼻スプレーのステロイドなど複数の薬が必要になります。
鼻づまりを放っておくと夜寝れませんし、疲れが取れない。昼間も仕事・勉強・スポーツなど何も集中できないので何とかした方がいいです。

目のかゆみには、目洗いの市販薬がおすすめだそう。

宮前平トレイン耳鼻咽喉科 伊東祐永院長:
目に入った花粉が綺麗になります。1日に何度も使えますし、その場ですっきりしますし、比較的軽い方であればこの対処で十分対応できることもあります。

また、薬により効き目の強さや眠気の強さなどに違いがあります。

宮前平トレイン耳鼻咽喉科 伊東祐永院長:
眠気の強く出るものは、「飲んだ場合車の運転などをしてはいけない」と添付文章に記載されている薬です。
最近は「眠気がなくて効き目がいい」というのがトレンドなので、「ビラノア」や「デザレックス」などを処方する先生が多いかとは思います。