日本で震度7を観測した地震は能登半島地震も含め、7回。しかし、134年前に名古屋でも「震度7相当」の揺れが。それが1891年10月の濃尾地震です。この地震は大量の被害写真が残された最初の地震と言われ、写真から私たちへの教訓が見えてきました。
のどかな風景の中に現れた、崖のような断層。地面を約6メートルも隆起させた濃尾地震はマグニチュード8.0、国内最大級の内陸直下型地震です。


岐阜県本巣市の震源から約70キロ離れた名古屋でも「震度7相当」の揺れで190人が死亡しました。
中村区にある住宅は、当時の農家では一般的な構造で倒壊は免れましたが、いまも濃尾地震の痕跡が。
(この家に住む 筧清澄さん)
「(床下に)結構深い地割れができていた、針金が30センチくらい突き刺さった」

