「スギの花がたくさんつくとカメムシが増える」という説も
(東洋産業 大野竜徳さん)
「2023年から2024年にかけて大発生した、ツヤアオカメムシやチャバネアオカメムシ、クサギカメムシなどカメムシの仲間にはこの雄花が大好きな仲間がいて、スギの花がたくさんつく年にはカメムシが増える、とも言われます」
「すくすく育った雄花が開花するには寒くて日照時間が短くなることが重要で、一回寒い冬にしっかりと休眠に入り、だんだん暖かくなってくると目覚めてきます(休眠打破)」
「もうこのくらいの時期(1月下旬)になるとスギの雄花は休眠から目覚め、花粉を飛ばす時期を待っています。スギにも個体差があるので、もう花が開いているものもあるかもしれません」
「一度花が開くと、閉じることはないので、あとは風に乗って花粉が飛ぶ時期に入ります。特に暖かくて風の強い日には大量の花粉が風に乗って飛んできてしまいます」