高松市にある国のハンセン病療養所、大島青松園の将来構想策定と永続化を考える組織が発足し、第1回の会議が今月(12月)22日に開かれました。

高松市が、療養所と島のあり方について検討するために設けた「大島を未来へつなぐ会」の初会合です。
入所者をはじめ、弁護士や学識経験者ら14人で構成され、瀬戸内国際芸術祭の北川フラム総合ディレクターが特別参与を務めます。

大島青松園の入所者は現在29人、平均年齢は88歳に迫ります。ハンセン病の差別の歴史を次の世代に伝えるための将来構想と、療養所を残すための議論が本格化します。
(大島青松園入所者自治会 森和男 会長)
「国の責任で将来にわたっても地域に有効に利用してもらえるようなかたちで残していけたら」

会では、2026年度末までに、将来構想策定と高松市の「大島振興方策」の見直しを完了させたいとしています。















