山口市内は雪が積もって冷え込みましたが、そんな寒さを吹き飛ばすように、地域の人が集まって餅つき大会がありました。
そのスピードにご注目ください。

安達誠tys記者
「山口市小郡下郷にやってきました雪も降っていて非常に寒いです、そんな時に食べたいものを今作っているんですが音も聞こえますかね、こちらご覧ください男性4人がもちをついています、すごい速さです!」

山口市小郡下郷にある荒木板金で30年以上前から続いている高速餅つき大会。
テンポよくもちをついていますが難易度はなかなかのもの。
取材した記者も体験してみましたが、このへっぴり腰・・・高速の「こ」の字もない「のろのろ餅つき」になってしまいます。

長年の経験がこのコンビネーションを生み出しています。
餅のつき手
「ずいぶん暑いです、脱ぎたいくらいです。誰かが(餅をつくのを)やめないと止まらないから、負けたくないから」
発起人の荒木昭一さん。
地域を元気にしようと30年以上前に始めました。
荒木板金・親方 荒木昭一さん
「1人で打つと合いの手が水をつけてしまうんでもちが伸びてしまう、うちはなるべく水をつけないで4人で打つというのがいいのかなって昔の技術をそのまま継続している」

もち米や混ぜる具材は地域の人たちが持ち寄ったもの。
もちをつく音やそのにぎやかさに自然と人が集まってくるそうです。
きょうはおよそ70キロのもちを作り、見学の人も含めて参加者に配りました。地域の温かさを感じられる、寒さを吹き飛ばすような高速餅つき大会でした。