中国電力は松江市にある島根原子力発電所2号機で発生していた機器の不具合が解消し、保安規定を満たす状態に戻ったと22日発表しました。
データを中央制御室に送る装置に問題があったとしています。
島根原発2号機では20日、原子炉格納容器内の水素と酸素の濃度を測定する機器の1つに不具合が発生し、中央制御室にデータが送られなくなりました。
2系統ある計測装置のもう一方には問題がなかったため原子炉の運転は続けられ、環境への影響もありませんでした。
調査の結果、中国電力は水素濃度計測器とつながったデータ伝送器が原因だったとして機器を交換し、22日午後6時40分に復旧したと発表しました。
中国電力では「引き続き安全確保を大前提に安定運転の継続に努めて参ります」とコメントしています。