日本から遠く離れたミャンマー東部に、特殊詐欺の犯罪拠点があり、そこに日本人を含む1万人以上が監禁されていることが分かりました。詐欺拠点の内部映像には残酷な拷問が行われていたことを示すものもありました。

「一つの都市のよう」外国人を“監禁”で詐欺に加担…実態は?

タイ西部、ミャンマーとの国境地帯を進むと、暗闇の先に突然現れたのは…

記者
「派手なネオンの建物があり、一つの都市が作られているような感じです」

取材した日は、花火も打ち上げられていました。

ミャンマー側の街・シュエコッコ。もともとはホテルやカジノとして作られた建物とみられますが…

記者
「一見、ホテルのような建物ですが、窓に鉄格子のようなものが見えます。外に出られないようにしているのでしょうか」

室内には人の姿があります。

記者
「パソコンに向かって作業しているような様子が確認できます」

こうした建物に、多くの外国人が監禁され、国際的な特殊詐欺の拠点になっていたのです。

同様の拠点は周辺に何か所もあるとみられます。

記者
「20人くらいで列をつくって、グラウンドのようなところを走っています」

監視小屋のような建物もあり、窓からは自動小銃が確認できます。