【オープン戦 中日ドラゴンズ 6-9 阪神タイガース Agreスタジアム北谷】
ドラゴンズの開幕投手候補、髙橋宏斗投手が23日のオープン戦で好投を見せた。タイガース打線を2回を無失点に抑え、開幕へ向けて着実な歩みを進めている。

髙橋宏、阪神主力打線を3者凡退
髙橋宏斗は2番手として3回から登板。
阪神打線の中軸を迎え撃ち、見事な投球を披露した。3番佐藤輝をファーストライナー、4番森下をセカンドゴロ、5番原口を変化球で空振り三振と、三者凡退に抑えた。
4回も危なげない投球を続け、2アウトを奪った後に8番小幡に安打を許し牽制悪送球でランナー2塁に進めるが、後続を抑えて無失点に抑えた。
2回31球、被安打1、奪三振2と、順調な仕上がりを見せた。
自身も手応え十分
試合後、自身の投球について語った。
「スプリット以外のカウントを取るカーブなどが試せて良かった」と、変化球に手応えを感じた様子。
試合当日の厳しいコンディションにも言及。「本当に寒かったので今日は準備体操を長めにやったりしました」と、万全の態勢で臨んだことを明かした。
また、寒い中でも154キロのスピードに満足げだった。

開幕へ向けて順調な仕上がり
今回のオープン戦での好投は、16日に行われたシート打撃での課題を克服した結果とも言える。前回は9人の打者に対して34球を投じ、被安打4と少し物足りない内容だった。しかし、実戦で結果を出したことは、髙橋宏斗の調整力の高さを示している。
井上一樹監督からは「力みすぎるなよ」とアドバイスを受け、それを意識してかピッチングを披露。
「自分の中ではいい締めくくりができたかな」という本人の言葉通り、開幕へ向けて順調な仕上がりを見せている。