中国の王毅外相がロシアのラブロフ外相と会談し、両国の結束を確認するとともにアメリカに対抗していく考えを示しました。
王毅外相はG20=主要20か国の外相会合がひらかれている南アフリカのヨハネスブルクで20日、ロシアのラブロフ外相と会談しました。
中国外務省の発表によりますと、王毅外相は今年は第二次世界大戦終結から80年に当たるとしたうえで「中国とロシアは戦勝国として、戦後の国際秩序を維持する重要な責務を有している」と強調しました。
そのうえで「国連を中心とする国際体制を維持し、多極的な世界の構築と経済のグローバル化を推し進める必要がある」と述べ、自国優先主義で保護主義的な傾向を強めるアメリカに、ロシアとともに対抗する考えを示しました。
ウクライナ情勢をめぐっては、ラブロフ外相が「中国の客観的で公平な立場を評価している」と述べ、王毅外相は「今後も平和的な対話と政治的解決を進めるため、建設的な役割を果たしていく」と応じました。
また、王毅外相はG20外相会合で演説し、「対話と交渉を通じて平和的に国家間の違いを解決すべきだ」と強調。国連を中心とする世界秩序を維持すべきだと訴えました。
今回、G20外相会合をアメリカのルビオ国務長官は欠席しており、中国としては国際秩序の重要性を訴えることでアメリカをけん制するとともに中国の存在感を強めていきたい狙いがありそうです。
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