東京税関はきょう、去年1年間に羽田空港などで押収した覚醒剤などの不正薬物の量が、過去3番目に多いおよそ1.5トンにのぼったと発表しました。

東京税関によりますと、去年、羽田空港や成田空港を含む管内で押収した覚醒剤、大麻などの不正薬物の量はおよそ1.5トンだったということです。これは過去3番目に多い押収量です。

特に、大麻の密輸は101件と、おととしに比べて倍増していて、背景には大麻が合法化されたタイからの密輸の増加などがあるということです。

また、東京税関はきょう、AIなど最先端の技術を活用した検査方法や検査機器に関する提案を公募すると発表しました。

密輸の手口が多様化する中、効果的かつ効率的な検査を行っていくためで、東京税関は提案をもとに実用化に向けて新たな検査機器の共同開発などを行っていくとしています。